当組合の前身である“彦根仏壇同業組合”は、明治39年(1906年)に独自に製品規格を制定し、検査に合格した仏壇のみ検査証を貼付し焼印を施してきました。当時としては非常に珍しい品質向上のための取り組みでした。
産地としての取り組みの中、さらに「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」の指定を受けるにあたり、彦根仏壇同業組合から改組して現在の彦根仏壇事業協同組合が設立されました。昭和50年(1975年)には仏壇業界として初めて国の「伝統的工芸品」の指定を受けています。
現在も彦根仏壇の厳格な基準を設けており、検査委員会開催し、書類審査・現物審査を経て「伝統的工芸品 彦根仏壇」と「組合合格壇」の認定を行い、信頼していただける品質維持に努めております。
平成17年(2005年)には地域産業の活性化を図るため、滋賀県彦根市及びその周辺地域において主要な生産工程が行われた仏壇が「彦根仏壇®」として地域団体商標に認定されています。彦根仏壇ブランド管理委員会の管理のもと、消費者保護の観点に立って「彦根仏壇証紙」と「彦根仏壇説明書」を発行し、ブランド力の向上と消費者に分かりやすい表示に努めています。
当会は、これからもご安心してご購入いただける品質基準を守った仏壇造りに邁進します。
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